マーカーは無意味?アクティブラーニング入門

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本当に正しい勉強法とは?

勉強法のテーマが続いていたので、

メンタリストDaiGoさんが以前に紹介していた論文からピックアップします。

ネタ元はこちら 

まだマーカー使ってるの?本当に効く勉強法アクティブラーニング入門2018/10/24)会員限定

https://www.nicovideo.jp/watch/1540310283

 

勉強法は様々あるが、それは書いた人にたまたま合っていただけで、誰にでも効果があるとは限らない。じゃあ万人に有効な勉強法ってなんなの? という話です。

 

ケント州立大学の研究

年代: 2013年

内容:効果のある勉強法についての論文レビュー

   以下の10個の勉強法の効果を検証した

 

①インテロゲーション

 それが正しいのかどうか自分で調べる
 ・個人の体験が書いてる本など→それって皆に効果あるの?

②自己解説

 すでに知ってる情報との関係性
 ・「投資は欲張ってはいけない」

   →「確かに〇〇でも同じようなことが書かれてたな…」

③要約

 自分で要約する


④ハイライト

 大事なところにマーカーで線を引く


⑤キーワードメネモニック

 キーワードをピックアップする
 キーワードを覚える


⑥テキストイメージング

 フォトリーディングが好きな人がよくやる
 イメージを図式化する
 図にする。絵を描く。

 

⑦再読

 テキストを何度も読み返す


⑧模試

 自分で問題を作る


⑨分散学習

 1時間勉強時間があったら、20分数学・20分英語・20分理科など
 細切れにして別の科目を混ぜる


⑩インターリーディング

 ⑨をより細かくしている。
 英語1時間の中で、10分単語、10分文法、10分リスニング~
 同じ科目でさらに分野ごとに細かくする

 

まずこの中で効果が低いとされた勉強法ですが

効果が低いものから順に

④ハイライト

⑤キーワードメネモニック

③要約

 

あれ

これって…私達が

学校で教わってきた勉強法

じゃないですか!?

単純に作業としてこの勉強法を使うのは

危険ということが分かります。

ちなみに要約やハイライトについても、

ある工夫をすれば

一定の効果が認められています。

詳細は後ほど

 

次に効果が高かった勉強法ですが

⑧模試
⑨分散学習
⑩インターリーディング

が群を抜いて高かったようです。

そしてこれらの勉強法は

能動的学習(アクティブラーニング)

であるという点で共通しているのです。

 

アクティブラーニングって何?

前回の記事で取り上げたことと被りますが、人間は

受け身になった瞬間から覚えられなくなります
積極的に自分の頭を使うことが大事であり、それこそが能動的な学習、アクティブラーニングです。これについては討論による理解促進効果を調べたコロンビア大学の研究や教えるつもり勉強法について調べたワシントン大学の研究が紹介されました。

 

 

 とにかく、自分で頭を使って積極的に考えるアクティブラーニング化を行うことで学習効果が高まり、問題の本質を理解することが出来ます。

 

Daigoさんの青チャートシャッフル法

以前にDaiGoさんが紹介していたアクティブラーニングの方法が面白かったので紹介しておきます。私自身専門用語を覚える時にやってみましたが、効果を実感できました。

 

これはインターリーディングと分散学習を組み合わせた方法です。

手順は簡単

①問題集を裁断機でバラバラにする

②それぞれの単元だけでなく、教科も混ぜてシャッフルする

③上から順番に説いていく

なかなかエキセントリックな方法ですが、大事なのはそのアルゴリズムですね。この方法のポイントを抑えておきましょう。

 

・知識を思い出すときに記憶が定着する。

ページが変わる度に教科や単元の学習が切り替わるので、

「何だったっけ?」→「ああ!そうだった」

の構造が度々産まれ、その結果学習効果が高まります。

逆に言えば、

効果が薄いことが判明したハイライトや要約の場合でも、

何日か時間を置いてから行うようにすれば、

記憶の定着がのぞめます。

 

・知識に垣根が無くなり、本番に強くなる

単元だけでなく教科も切り替わるので知識に垣根がなくなり、

イレギュラーな問題に対しても適応できるようになります。

結果、理解が深まり、学習効果も上がります。

 

 

・受け身にならないため退屈しない

先程も述べましたが、

脳が退屈したときから集中力は下がり

学習効果は薄れてしまいます。

少なくとも学習内容がコロコロ切り替わるので

退屈することはありません。

脳は常にちょうどいい刺激を受けるので、

一定のパフォーマンスを発揮し続けることが出来るのです。

 

この受け身にならないというのは非常に大切で、

Daigoさんも、

『受け身にならないなら何をやってもいい』

と言われています。

この方法を丸覚えするのではなく、

勉強の仕方を工夫する姿勢こそが、

能動的な学習になっていることを知っておきましょう。

 

今回は以上です。受け身にならずに能動的に学んでいけるように、これからも勉強していきたいですね。

 

 

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