人生を変えるコーヒーの飲み方~読書レビュー~
< 珈琲で人生が変わる?>
注文していた本がようやく届きました。
そんな訳で今回は
本の感想と興味深かった内容の紹介をします。
『米国の医学博士が伝授する 人生を変えるコーヒーの飲み方』
<本の基本情報>
タイトル:米国の医学博士が伝授する 人生を変えるコーヒーの飲み方
著者: ボブ・アーノット
翻訳:佐々木紀子
出版社: 扶桑社 (2019/1/15)
結構新しい本なので、すぐ来るかと思ったら1週間以上かかりました(笑)
キンドルで買えばよかったかもしれませんね。
まず、この本の著者
「ボブ・アーノット」さんは、
医学博士・ジャーナリスト・作家という3つの肩書を持ち、長いキャリアがあり、食と健康に関してはある程度深い知識を持っている方のようです。本書でも、何かのメッセージを発信する場合には、必ず科学的根拠のある研究を挙げられています。
<感想>
一言で言えば
珈琲による健康促進・ダイエット効果と
その実践方法を書いた本
でした。
普段あまり意識していなかった
・コーヒー豆の産地
・深煎りと浅煎りの違い、それぞれのメリット・デメリット
についての話は非常に興味深かったです。
珈琲を使ったダイエットの仕方や、
用途別のコーヒーのいれかた、
スムージーのレシピなど
後半は特にダイエッターを意識した構成だなと感じました。
それでは珈琲の素晴らしい効果について紹介していきます。
<珈琲の健康作用>
ではコーヒーのメリットをみていきましょう。
コーヒーは
・メンタルを改善する
・運動パフォーマンスを向上させる
・減量の助けになる
・心臓病・糖尿病・アルツハイマーなどの神経疾患への抵抗力を高める
という効果が期待できます。
1日数杯のコーヒーを飲むことで、
死亡リスクが女性で15%、男性で10%も低くなるというデータもあります。
ちなみにここでとりあげる『コーヒー』は
鮮度の高いブラックコーヒーのことですので、
そのつもりで。
ちなみに私は珈琲屋さんに買いに行けない時は、
こちらの珈琲を生協で買ってました。
『小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド』
値段も安くて品質も悪くないと思います。
<クロロゲン酸(CGA)の効果>
珈琲に含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの一種であり、
①カフェインの興奮作用を防ぐ
②炎症を軽減する
という2つの働きを持っています。
この成分が
がん
糖尿病
骨関節炎
自己免疫疾患
神経性疾患
を防いでくれます。
<カフェインの効果>
お馴染みカフェインですが、
こちらもコーヒーには多く含まれています。
ただし、カフェインの過剰摂取はリスクもありますので、
用途によってはノンカフェインのものを検討するのもいいでしょう。
カフェインの効果は
やせる
にはピッタリの効果で
・抑うつ状態
・持久力の向上
・回復力の向上
・集中力の向上
が期待されます。
ダイエットと非常に相性がいい飲み物
と言えそうですね。
<質のいいコーヒー豆は?>
本書では、
高品質で鮮度の高い珈琲豆を
浅煎りで飲むことで、
高フェノールの理想的な珈琲を摂取できるとしています。
世界中のあらゆる珈琲豆を調査した結果、
最も高いクロロゲン酸の値を示したのは
ケニアやエチオピアなど、
西アフリカ産の珈琲豆だそうです。
珈琲を購入する際は、
この辺りに注意するといいでしょう。
『ケニア産浅煎り珈琲豆』
<最後に>
こちらの内容は
非常にエビデンスがはっきりしているとは言え、
『効果が期待できる』
という段階で、まだ確定とは言えないものもあります。
ですので、鵜呑みにするのではなく、
一つの参考として珈琲を活用し、
素晴らしい人生を構築していくべきでしょう。
珈琲については諸説あるので、
反対側の意見も調べてみたいですね。