オリーブオイルは偽物だらけ!?【本物の商品の見分け方】

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<偽物のオリーブオイルって?>

数年前から、ダイエットや健康のためにオリーブオイルが注目されています。

しかし、国内で売られているオリーブオイルであっても、

品質を偽った偽物が大量に存在しているのです。

オリーブオイルの品質については以前に取り上げましたが

今回も「偽物」とは

『エクストラバージンオリーブオイル』 

という名称を使っているにも関わらず

・酸度が0.8%を超えているもの

・精製オリーブオイルが混ざっているもの

については

全て偽物

とします。

「オリーブオイルには違わないんでしょう?」

と思う人もいるかも知れませんが、

この品質が悪いと

発がんリスクが高かったり、

効果効能が極端に下がったりしますので、

油にこだわる人達には死活問題なんですね。

私自身もよいオリーブオイルを安心して使っていきたいです。

 

ただし今回の記事は

・真偽を確実に見分ける方法を紹介する訳ではない

・明確な基準があるわけではないのである程度情報の偏りは出る

ということをご了承ください。

特定の商品を持ち上げたり貶めたりする目的では書いておりませんが、

読んでいてそう感じる人もいると思います。

 

 

<偽物オリーブオイル事件>

そもそも日本国内で売られているオリーブオイルが「偽物だ」なんて言われても、実感しにくいですよね。

エクストラバージンオリーブオイルなんて、デパートやスーパーで大量に売られています。

しかし、

オリーブオイルの殆どは輸入品であり、

日本に来る前の段階で偽物が入り込んでいることが非常に多いのです。

 

最近の事件としては

 

事件①

2019年6月に偽物のオリーブオイルを売っていた業者が欧州警察に捕まり、150000リットルが押収されました。低品質のひまわりの油に大豆油、クロロフィルとベータカロチンを混ぜて売っていたようです。

 

事件②

2017年11月

ひまわり油に着色したものをエクストラバージンオリーブオイルを売っていました。

 

これらは完全な詐欺なのですが…

こういった明らかな犯罪でなくても、

「エクストラバージンオリーブオイル」という商品が

その品質を保てていないケースが非常に多いんです。

 

<オリーブオイルの品質調査>

UCデイビスオリーブオイル化学研究所は、

カリフォルニア州の小売店で販売されているエクストラバージンオリーブオイルの品質を調査しました。

オリーブオイルの基準は国際オリーブ協会(IOC)や米国農務省(USDA)が設定したものです。

この結果、

輸入オリーブオイルの69%と

カリフォルニア産オリーブオイルの10%は、

エクストラバージンオリーブオイルの

基準を満たせなかったのです。

満たなかったのは14メーカー

満たしたのは11メーカーでした。

オリーブオイルであったとしても、

品質を伴っていないケースが世界でも多く見られるのです。

 

 

<日本に偽物がはびこる理由>

低品質のものが紛れ込んでいた事例を紹介しましたが、

日本にはこのような偽物が紛れ込みやすい理由があります。

それは日本がIOCに加入せず、JASのゆるい基準によってエクストラバージンオリーブオイルを定義しているからです。

しかも酸度ではなく酸価という基準を使っているのでなおさら判別しにくいんです。

そんな訳で日本では酸度0.9%のオリーブオイルなんかが、

合法的に「エクストラバージンオリーブオイル」という名前で売られているのです。

 

<個別に見分けるポイント>

ここではいつも買っているオリーブオイルが大丈夫なのか確認したり、

スーパーでのオリーブオイルをチェックするのに役立つポイントを紹介します。

繰り返しになりますが、これが絶対というわけではないのであしからず。

 

①遮光性ボトルに入ったものを選ぶ

 オリーブオイルは光により品質が低下します。

 透明度の高いプラスチックや瓶に詰められているものはほぼ偽物ですので避けましょう。

 

②オーガニック認証マークがあるものを選ぶ

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化学肥料や農薬を使っていないことを示すマークです。

イタリアの認証マークは一番左で、

これらのマークは国ごとに違うのですが、

このマークがあるものを選んだほうが安心です。

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JOA認定マーク

というものもあります。

日本国内でIOCに加入している一般社団法人日本オリーブ協会が、

国際基準に照らして高品質と認めた商品にのみつけられますので、

このマークが付いている商品はほぼ間違いなく高品質といえます。

 

③酸度をチェックする。

成分表記の中の酸度を確認しましょう。

エクストラバージンオリーブオイルの酸度基準は0.8%以下です。

英語表記のものは「acid」や「acidity」という表記が目印です。

 

④価格を確認する

高いから安心とは限りませんが、

安すぎるものはほぼほぼ危険です。

安くても500mlあたり1500円くらいはかかることを念頭に置いておきましょう。

 

⑤成分ラベルを確認する

原産国・オリーブの品種・収穫時期が表記されていないものは避けましょう。

最低限の情報です。

 

<安心の銘柄買い>

すでに愛用の油がある方は個別にチェックしたほうがいいと思いますが、

いままで特に気にしていなかった人は、

とりあえず各種品評会で受賞歴があるブランドのオリーブオイルを選ぶのが、

シンプルで安心と言えそうです。

ネットでも買えるおすすめは

 

『ゴヤ・ウニコ』

こちらは日本で唯一の国際オリーブコンテスト【Olive Japan】で2012年、2014~2018年まで金賞を受賞した最高品質のエクストラバージンオリーブオイルです。

素晴らしいのは

500mlあたり2000円ほどと

お求めやすさ抜群なところですね!

 

『マルケス・デ・グリニョン』

こちらは2015年の【Olive Japan】でなんと最優秀賞を受賞したオリーブオイルです。

酸度が0.11%というのは驚異的な品質の良さですね。

 

オリーブオイルは一度に大量に使うものでもないですし、

一度高品質なものを大切に使って試してみるのもいいですね。

 

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