正しいノート術とはなんだろう【修正中】
いわゆるノート術は科学的に正しいのか
さて今日は勉強法のお話です。
大学の合格発表もあらかた終わり、
来年度受験生が本腰を入れようとしているこのタイミングで…
ちょうどメンタリストDaigoさんが
『ノートの科学〜実はノートを取った後にアレをやると記憶に残りまくる』
https://www.nicovideo.jp/watch/1552663502
という動画をアップされました。
これは明らかに最近出た本↓
よって参考元の検証はしません。
しかし内容的に信憑性の検証はあまり必要ないかなと思っています。
それでは
科学的に正しいノート術7選を観ていきましょう。
①そもそもノートを取る必要はある?
人によっては
「自分はノートを取らないよ」
って人もいますね。
写メや音声で記録を取るという人もいます。
しかし、長期記憶として知識を定着させるためには
★ノートは取ったほうがいい
という事が分かっています。
記憶の定着効果が高まると共に、
ノートをとるという行為が、
脳に刺激を与えてくれます。
つまり、写メをとってそれで満足してしまっては、
記憶の定着なんてするわけがないですもんね。
一般的には、ノートは取る方向で考えましょう。
②どのくらい詳しくノートをとるの?
これはノートの分量に関する疑問ですね。
基本的には
★ノートは出来るだけ詳しく取ったほうがいい
とされています。
もちろん無関係なことや
自分が意味を理解していないことを丸写ししてもダメですが、
長期記憶を定着するためには、
枝情報を出来るだけつける方がいいようです。
ちなみにDaigoさんのノートのとり方は
3色で色分けをしたノートのとり方をしていました。
黒字…板書や教科書にある事実
赤字…指導者の言葉、意見
緑字…自分の感想
で、ノートを分けて書いていたようです。
左手で色鉛筆を数色持ってすばやく持ち替えながらノートをとっていたようです。
確かにこれは脳が刺激されそうですね。
③ノート術って意味があるの?
世の中には様々な「ノート術」というものが存在します。
「マインドマップ」とか
「コーネル式」で検索すれば
いくつかノート術が出てくると思います。
結論から言うと、
長期記憶のためには、
これらのノート術は有効だと考えられます。
ただし、
★システム化されているノート術を使うこと
が大切です。
そういう意味では色んなノート術を試して、
自分にあうものを探すといいですね。
④絵を描くことには意味があるの?
スケッチノーティングなど話題になっていますが、
★図解は記憶の定着に有効!
と考えられます。
「私、絵心がないから」
という人もいますが、
画力は関係ありません。
①図示することでの概念の定着がはかれる
②図にするという作業によって脳が退屈しない
という効果を抑えておきましょう。
退屈しないって大事です。
⑤まとめ直しには意味があるの?
まとめ直し(書き直し)とはすなわち、
書いたノートをもう一度まとめ直して書くことです。
いわゆるリライティングと呼ばれています。
これについても、
ビジネスマンや学生を対象とした実験では、
長期の記憶定着に有効とされています。
Daigoさんオススメのテクニックとしては…
ノートの一部を隠すなどして、
問題集のように使ったまとめ直しは、
記憶の定着により一層効果的だったようです。
付箋を使って穴埋め問題のようにしてもいいですね。
見返したときに思い出せなかったところは太字で書くなどしておくことで、
復習などもしやすくなります。
パートナーを決めてノートをリライトし合うなども有効です。
遊び心を持ってリライトできる工夫を考えて
★効果的にまとめ直しをしよう
ということですね。
⑥指導者のノートと比較しよう
指導者のノートをインストラクターノートと言います。
これと自分のノートを比較することで、
自分のノートの穴を埋めることが出来ます。
★先生のノートを見せてもらえると効果的
ですね。
ちなみに先生がノートを見せてくれなかった場合は、
パートナーとのノート交換や、他人のノートの比較をすることで、
自分の知識とのギャップを知ることが出来ます。
⑦メタ認知を活用せよ!
Daigoさんがオススメとして提案されました。
メタ認知とは簡単に言うと、
一歩引いて観察する視点を持って取り組むことですね。
実際2005年にメタ分析とノート術のレビュー研究が行われています。
これによっても、
メタ認知を利用することで、
ノート術の効果が倍増することが分かっています。
やるべきことは簡単、
ノートをとる前・最中・後でそれぞれ自分に3つの質問をしてみましょう。
ノートを取る前
「そもそもノートを取る目的は何?」
「自分はいつも同じような形式でノートを取っているだろうか?それはなぜだろうか?」
「出来たノートをどう使うのか」
目的意識を持ったり、
その用途を確認したりすることで、
一歩引いた視点からノートを取ることが出来るようになるというもの。
ノートを取っている最中
「自分はなぜこの情報を書いているのか」
「自分はこのノートのとり方に満足しているか?なぜか?」
「他の人のノートと比べて自分のノートはどうだろうか?改善点は?」
ノートを取ってる最中は、
自分に語りかけるのって難しいですから、
これらの3つは上級者向けですね。
ノートを取った後
「もしもう一度ノートを取り直すとしたらどうとるか」
「このノートを改善するにはどうすればいいか」
「自分のノートを先生が見たらどうコメントするだろう?」
ノートを取り終わったあとの語りかけですね、
この質問については、
すでに紹介した⑤や⑥につかながるものですから、
出来るだけやっておきたいところです。
<感想>
オススメ度 ☆★★★★
意外性は低めですが、非常に勉強になりました。
内容的なまとまりもいいです。
ただし
放送でもDaigoさんが言われてましたが、
すなわち万能のノート術などは現段階では無い
ということが分かりましたね。
すなわち、
ノート術自体は基本的に有効だが、
実践しなくては全く意味がない
ということです。
せっかくですから、皆さんも
今回学んだことをノートにまとめてみるのはどうでしょうか?
<Daigoさんの勉強術の本>
発売5日で10万部という快挙でメチャクチャ売れてますね。
Daigoさんの本の中でも新記録らしいです。
冒頭でも紹介しましたが、
電子書籍でも出ているので、
持っていない人はすぐにでもチェックして、
今回のノート術を試してみるといいのではないでしょうか?
『超効率勉強法』↓