マルチタスクの利点が判明!!

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今日はマルチタスクのお話

マルチタスクっていうのは複数の作業を同時に進めることで、

少し前に軽いブームになりました。

ただし現在の心理学では

1度に色んなことをやってはいけない

つまり

マルチタスクは生産性を下げる

ことが常識になっています。

 

ワシントン・ポスト記者のブリジッド・シュルテさんが書いた

「忙しすぎ!(Overwhelmed)」などの書籍がその筆頭ですね。

 

そんな訳で科学的には否定されつつあるマルチタスクですが

何か利点はないの?

っていうのが今回のお話です。

 

今回もネタ元は

メンタリストDaiGoさん【2019/4/19】の放送


同時に多くの仕事をこなせるコロンビア大学式仕事術

 

コロンビア大学の研究

『タスクの切り替えが創造性を生み出す』

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S074959781630108X

タスク内容:創造性(クリエイティビティ)が必要な作業を2種類

グループ:3グループに別れて、1時間の作業を行う

    ①2つの作業を前半と後半の30分で切り替える

    ②2つの作業を10分毎に切り替える

    ③自由なタイミングで作業を切り替える

結果:作業効率はグループ②の圧勝

 

この研究から分かること

創造性が問われる作業は

頻繁に内容を切り替えた方が効率が上がる

ということ。

 

新しいアイデアというものは

同じことに長く集中しても出てこないからですね。

ちょっと休憩して散歩に出た時に

いいアイデアが浮かぶなんてのもよくあるお話。

 

新しいアイデアが出やすくなるメカニズム

基本的に

決まっている作業・いつものルーティンについては

集中出来ているほど効率が上がります

この点では、シングルタスクこそが最強と言えるでしょう。

しかし、

新しいアイデア・画期的な方法を考えようとする場合

人間は集中し過ぎてしまうと

今持っているアイデアで頭が固まってしまい、

自分が最初に考えたアイデアを肯定するような

冴えないアイデアしか出なくなるのです。

研究者はこの現象を『発想の固定』と表現していました。 

 

アイデアというのは

視点が変わった時に生まれる

のだということを覚えておきましょう。

 

また、タスクを切り替えるタイミングも

あらかじめ決めておくことが有効です。

・思考を切り替えやすい

・人間は終わりが見えていないと集中できない

からですね。

新しい発想が必要な作業では、

適度にブレイクタイムを入れて、

集中と切り替えを上手くコントロールしましょう。

 

<関連書籍>

『SINGLE TASK 一点集中術』

 「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

 科学的な根拠に基づいたシングルタスクの本です。

クリエイティブな作業以外については全てに活かせると思います。

 

『SIMPLE RULES』

 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える

これは結構おすすめです。

私も買いましたが、企業におけるシンプルなルール作りの実例がたくさん載っていて、

非常に面白くて勉強になります!

 

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