贈り物を喜んでもらえるラッピングの方法とは?
<喜ばれるプレゼントの包み方>
今回はライトテーマです。
年末年始は贈り物をあげたりもらったりする場面が増えますね。
2019年に実施された市場調査では世界中で年間約150億ドルがギフト用包装品に費やされていることが分かっています。ラッピング包装の価値は皆が認めるところでしょう。
しかし今回、消費者心理学に着目した研究でラッピングの方法について意外なことが分かったので紹介します。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/jcpy.1140
↑論文
『ラッピングがギフトの満足度に与える影響』
https://theconversation.com/the-science-of-gift-wrapping-explains-why-sloppy-is-better-128506
↑記事
『ギフト包装はずさんな方がいい』
発表:2019年
対象:大学生
内容:ラッピングの内容を変えた贈り物で、
被験者の満足度を測定した。
【資料より引用】「どっちがよい?」
ヴァンダービルト大学のエリック・マス氏らの研究グループが行った3パターンの実験で分かったことは。
親しい相手に贈り物をする場合
ラッピングはあえていい加減にした方が
もらった人の満足度は上がる
というものでした。
理由としてはきれいなラッピングはプレゼントのハードルを高くしてしまうため、
中身に関わらず失望につながりやすいということなんですね。
逆にラッピングがボロボロだと相手は中身に期待しなくなるので、
落差からの驚きで満足度が上がるようです。
親しい相手限定なのは…
親しくない相手からの贈り物のラッピングは汚いと、
それだけで印象は悪いようです。
そんな訳で、
①親しい相手に贈り物をするときは
包装は簡易にして中身にお金をかけよう
②職場の同僚やただの知り合いに贈り物をするときは
綺麗な包装を心がけよう
というお話でした。
ちなみに海外のamazonでは、
これに近い考え方の「駄目ラッピング」サービスをやっているとか
https://www.dailymail.co.uk/news/article-1094570/Shall-wrap-wifes-gift-badly-youd-sir.html
なかなか興味深いですね。
大切な友人や恋人に贈り物をするときは
あえてボロボロのラッピングにして、
驚きからの喜びを狙ってみるのもいいでしょう。