失敗する計画の立て方【準備の仕方と目標達成】

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科学的に正しい計画の立て方

皆さんは新年の目標なんかを立てる方ですか?

今回は

目標を達成するための計画の立て方

のお話です。

この辺りはメンタリストDaiGoさんの本や放送が大変に参考になりました。

私なりに学んで実践してみたことを踏まえて紹介していきます。

 

<間違った準備の仕方>

https://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/6895795/Key-to-keeping-New-Year-resolutions-revealed-by-psychologist.html

こういった内容は心理学者リチャードワイズマン博士の得意分野ですね。

2014年に目標達成に関する調査がされています。

これは人々が計画を立てるときによくやる10の方法について調べたものです。

 

試しに、

あなたが目標達成までの計画をたてるとき、

当てはまるものを全てチェックしてみましょう

そしてチェックした番号だけでいいのでメモしておいてください。

 

【あなたがやっている準備の仕方はどれ?】

 

①ステップ形式(1つずつ筋道を立てて)で準備する。

②同じような目標を達成した人を参考にして計画を立てている。

③目標を立てたら誰かに自分の計画を話す。

④計画通りにならなかった場合のマイナス面を想像する。

⑤計画通りになった場合のプラス面を想像する。

⑥ネガティブな思考を押さえ付ける。

⑦目標に近づくたびに自分にご褒美を設定する。

⑧意志の力に頼りに計画する。

⑨目標への進展状況を記録する。

⑩目標達成したら自分の人生が変わると想像する

 

さて、

自分に当てはまるものはチェックできましたか?

ワイズマン博士はこれらの10個の準備方法について、

1年間の追跡調査を行い、

目標達成率との関係を調べました。

その結果

 

偶数番号の戦略

を選んだ場合は全て、

目標達成率が低くなる

事が分かりました!

達成率の平均値は10%!

恐ろしいですね。

 

ではどうしてそんなことが起きてくるのでしょうか?

ここからは、

間違った準備の仕方をした場合に陥りがちな

落とし穴についてみていきましょう。

 

目標達成率が下がってしまう原因

https://www.dhbr.net/articles/-/2191

ハーバード・ビジネス・スクールが2009年に調べた研究では、

目標設定者が陥りやすいミスについて4つのパターンが報告されました。

 

1.明確なゴールを設定しすぎている

 はっきりと目指す目標が分かることは大切ですが、

 あまりにも細かく具体的なゴールを設定しすぎた場合、

 状況の変化に対応しきれなくなってモチベーションが低下するというもの。
 目標に向かって行動している途中で、

 もっと効果的な方法が見つかったり、

 目的の前提条件が変化したりすることはよくあります。

 分かりやすい目標(例:ブログ読者1000人)は大事ですが、

 その奥にある目的(健康と快適に関する知識を共有したい)を忘れないようにして、

 柔軟性を持たせることが大切ですね。

 

2.複数の目標を設定している

 これは結構多くの人がありがちなパターンらしいです。

 目標を複数設定しすぎると、

 簡単なところから手を付けて、

 大事なところに手が届かなくなります

 細かくても目標は3個以内

 どんなに多くても10個以内がいいとされています。

 私も1日のノルマは2~3個に抑えています。

 

3.ショートターミニズム(成功者のジレンマ)に陥ってしまう

 これはDaiGoさんの動画で知りました。

 一つ目標を達成したときに、それに満足して

 やる気をなくしてしまう現象のことです。

 これに陥ると、そこから工夫しなくなるため、結果的には落ちていきます。

 これを防ぐための方法としては、

 短期目標が達成された瞬間

 長期目標に目を向け、

 新たな短期目標を設定することです。

 

4.ゴールを厳しくしすぎている

 

目標達成を阻害する最も大きな落とし穴に

『どうにでもなれ効果』

というものがあります。

これはトロント大学の心理学者でダイエット研究者のジャネット・ポリヴィとC・ピーター・ハーマンが使い始めた言葉で

一度計画が崩れると後はどうでも良くなってしまう効果

のこと。

当然ですがダイエットなどでよく見られます。

特に範囲の狭い計画を立てる時にありがちで、

「8:00~9:00の間にトレーニングする」

という目標の場合、9時をすぎるともうどうでも良くなってしまうわけです。

こういうのは

「朝起きたらまずトレーニングをする」

とか

「1日に◯分はトレーニングする」

など、

柔軟性を持たせてくと防ぐことが出来ますね。

何が大切なのかという目的をはっきりさせること

そして、

柔軟性を持たせることで回避しやすくなります。

 

自分の目標を人に語るときの注意

先程の『③目標を立てたら誰かに自分の計画を話す。』

いわゆるパブリックコミットメント

は目標達成に有効とされていますが、

実はここには落とし穴があります。

すなわち、

目標を話したことで満足してしまって、

行動が伴わなくなる場合

です。

『私、ダイエットしてるの!』

『俺は有名ミュージシャンになる!』

などといつも言ってる人が、

全く成果を出していない

理由の多くがこれです。

 

目標達成率を下げてしまう似た原因として、

先程の『⑤計画通りになった場合のプラス面を想像する。』すなわち、

ポジティブな未来の自己イメージの効果が報告されています。

過去に基づいたポジティブな期待は、

モチベーションを上げてくれるが…

根拠のないポジティブな空想は、

かえってモチベーションを下げてしまうというものです。

 

ではどうすればいいのか?

簡単です

他の人に自分の目標を話すときには、

目標と共に、それを達成するための目標も話すようにしましょう。

「健康に気を使ってるから毎日◯時間歩くようにしている」

とか

「免疫力を上げるためにプチ断食してるから、昼の2時まではご飯を食べないんだ」

などです。

これを知ってから実践したところ、

目標に結びつくための行動を取りやすくなったんですよね。

来年も使っていきたいテクニックです。

 

目標のための目的が分かるものだと尚良いですね。

周りも理解者になって協力してくれるのでお得です。

本当のパブリックコミットメントとは

目標&行動を同時に発信することなんですね!

 

今回は以上です。

みなさんも失敗する計画の立て方に気をつけてください。

今回は避けるべき計画の立て方を紹介しましたので、

近うちにオススメの計画の立て方も取り上げてみたいですね。

 

 

 

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