コーヒーで集中力は上がるけど創造性は下がる?【カフェインの効果】
<コーヒーは創造性を下げる?>
今回はコーヒーに関するライトテーマです。
コーヒーは
・集中力を高めてくれる
・目を覚ましてくれる
・運動能力を高めてくれる
なんて話をこれまでしてきました。
詳しく知りたい方は以前の記事をどうぞ。
これらのコーヒーの中で、
集中力を高める
ということは、
「思考を拡散させる作業には向かないだろう」
とされてきました。
思考の集中と拡散は相対するもので、
例えばシャワーを浴びているときやオフロに入っているときは、
リラックスしていて思考が拡散されているため良いアイデアが浮かびやすいという報告がされています。
そんなわけでコーヒーは
「クリエイティブな思考を妨げるかもよ?」
と言われてきたんですね。
ところが今回紹介する研究では、
カフェインは
・問題解決能力を高めるが
・クリエイティブな思考を妨げることはない
と報告されたのです。
<アーカンソー大学の研究>
発表:2020年
研究者:心理学者ダリヤ・L・ザベリナ氏
被験者:88人の男女
方法:ランダム化比較試験
ザベリナ氏はカフェインが
・論理的な推論から問題の解決方法を導き出す「収束的思考」
・考えを巡らせて創造的なアイデアを生み出す「拡散的思考」
にどのような影響を与えるのか調べました。
200mgのカフェイン(コーヒー350ml相当)による実験の結果。
・カフェインは収束的思考力を高める
・拡散的思考力に差異は見られない
ということが分かりました。
<まとめ>
・コーヒーは問題解決能力を高めてくれる
・コーヒーによって創造性が低下することはなさそう
そんな訳で、
「コーヒーを飲んだことによってクリエイティブな作業の効率が下がるということはないんじゃないの?」
という、コーヒー愛好にとっては嬉しい報告でした。
もちろん作業の向き不向きや、
個人の体質に合う合わないはありますので、
実践しながら確かめていくべきでしょう。
思考の集中と拡散を使いこなしていきましょう。
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