正しい休日の過ごし方と「月曜効果」

 

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<月曜日はやる気が出ない>

月曜日(週明け)は仕事に身が入らないことって多いですよね。

世界的にも月曜日には企業の収益が落ち込みやすいという事が起きます。

これは通称

「月曜効果」

と呼ばれ、

説明がつかない怪現象として知られてきました。

 

この度アメリカ・リーハイ大学の研究チームが、

この現象が事実であることを確認し、

労働効率についての報告を上げました。

 

そこで今回はこの月曜効果について取り上げてみます。

 

この記事から分かること

・曜日ごとの労働効率を調べた研究

・月曜効果を受けないための5ステップ

・正しい休日の過ごし方

 

<曜日ごとの労働効率を調べた研究>

『月曜日の効果は本物です』

機関:リーハイ大学・オリバー・ヤオ准教授の研究チーム

公開:2020年3月

対象:連邦共通役務庁1年間の取引記録80万件のデータ

結果:

月曜日は他の曜日に比べ、

労働効率が明らかに落ちていることが分かった!

 

使われたデータは商品の梱包や発送などの各種作業の効率の変化を調べたものです。

これによって判明したのは

月曜日は労働効率が10%近く低下している

 という驚異的な数字でした。

 研究チームはこれらの「月曜効果」に対し、、

・ITソリューションによるミスの減少

・作業員の増員

・会議の減少

・ダブルチェックの導入

・モチベーションコントロール

などが必要だと報告しています。

 

なんとなく感じてはいたものの、

数字で出されると対策すべき大きな現象に見えてきますね。

 

<休み明けの仕事を気持ちよくスタートさせるには>

休み明けに月曜日効果を受けないためにはどのような対策が必要なのでしょうか。

これについては、

『休暇後のルーチンに戻る方法』

のテクニックが使えそうです。

休みから仕事に復帰するための5ステップを知っておきましょう。

1.休む前に大事な仕事を整頓しておく

休日をしっかりと楽しむためにも、

休み明けに自分が取り組むべき仕事をはっきりとさせておきましょう。

場合によっては誰かに仕事を任せてしまうことも必要です。

 

2.仕事モードに戻るための時間を考慮しておく

こちらは休日の間の過ごし方ですが、

例えば旅行に行く場合は、

戻ってきた次の日に出勤するのではなく、

その片付けを充分に出来るような期間休みを取っておくというものです。

この辺りは日本の職場では難しいかもしれませんが、

日曜日の遅くまでかかる予定は入れないほうが良いでしょう。

 

3.徐々に仕事に慣れていく

これはある意味月曜効果を半分受け入れてしまうというもの。

月曜日午前中には自分が仕事モードに入るために、

・手掛けやすい仕事

・すぐ終わる仕事

・簡単な仕事

を設定しておきましょう。

 

4.TODOリストを作っておく

これは休み明けに仕事を始めるまえにやっておけたらいいですね。

取り掛かるべき仕事のリストを作りましょう

これは(1)が出来ていれば比較的簡単に出来ますから、

午前中に(3)の一つとして設定しておくと理にかなった動きになると思います。

休み中に頭に引っかかっていた仕事からこなすのではなく、

正しく優先順位をつけて仕事を進めましょう

 

5.よい生活習慣を作っておく

休暇と仕事で生活習慣がガラッと変わってしまうことはやはり良くないようです。

 普段の生活習慣はもちろん、

休暇中であっても好ましい生活習慣を身に着けておきましょう。

 

全てをこなすのは難しそうですが、

ある程度心がけておけば月曜日に大きくパフォーマンスを落とすことは減らせそうですね。

 

<最高の休日の過ごし方>

関連資料を探していて、

休み明けからいいスタートを切れる

最高の休日の過ごし方

の提案というものがあったので紹介しておきます。

 

『週末を間違える』

カナダの文学者カトリナ・オンスタッドさんは

「休みの日はのんびり過ごしたいと考える人がいるが、それは間違いです」

 と述べています。

・ソファーでゆっくり野球観戦

・パーティーでストレス発散

などは「悪い過ごし方」なんだそうです。

 

ガンガリー大学の社会学者ロバート・ステビン氏によると、

私達が行うレジャーには2種類に分けられます。

 

<カジュアルなレジャー(軽い余暇)

・飲酒、ネットショッピング、動画鑑賞など

・思い立った瞬間から楽しむことが出来る

・受動的な楽しみ

・ドーパミンを手軽に分泌してくれる

 

<シリアスなレジャー(真剣な余暇)>

・目標達成に向けて努力し、追求する必要があるもの。

・友達とバンドを組んで演奏する、切手を収集する、もっとくだらないことでも…

・定期的に自分の技量を高める必要がある挑戦的なレジャー

 

ここでの提案は

シリアスなレジャーを休日に使った方がいい

ということですね。

シリアスッと言っても必ずしもプロフェッショナルを目指す必要はなく、

「上達した」「もっと凄いことがしたい」という真剣さがあればよく、

これらはカジュアルなレジャーでは出来ない

自己実現

に繋がるものだからです。

 

有意義な週末の過ごし方は、

脳を休めて手軽な娯楽に没頭するのではなく、

貴重な時間を使い意味のある追求を行うことです。

 

「充実感を持った休日を過ごせたのなら、

それは月曜日以降もあなたを支えるでしょう」

 

私自身もついつい手軽な娯楽に手を伸ばしがちだったので、

考えを少し改めようと思いました。

皆さんも自分が突き詰めたいと思える余暇の使い方を考えてみてください。

そして今回紹介した5ステップを使って、

月曜日から順調なスタートを切ってください。

 

 

 

とりあえず私は料理することは結構好きなので、

これを休日の楽しみにしてみます(笑)

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