SNSで不幸になる人ならない人
<SNSは人を不幸にする?>
皆さんは1日にどのくらいSNSを利用していますか?
ツイッターやライン、フェイスブックなどの
SNS(ソーシャルネットワークサービス)
が社会に与える影響は大きく、
これを調べた研究報告はそれなりの数があります。
どちらかというとネガティブな影響についての報告が多く、
SNSについては
・チェックする時間帯を決める
・時間を制限する
というルールが推奨されています。
しかし
SNSの影響を調べる研究は多いとはいえ、
社会構造の変化のほうが早いので、
「悪影響が多いから規制しないと」
という考え方では、
科学的な正しさを意識していたとしても
実態に合わないものになってしまいがちです。
今回は
「SNSで不幸になる人と幸せになる人がいる」
という研究を見つけたので、
小ネタとしてお送りします。
<SNSの利用と幸福度>
『ソーシャルネットワークアクティビティとソーシャルウェルビーイング』
対象:フェイスブックの経験データ
発表:2010年
著者:モイラ・バーク、キャメロン・マーロー、トーマス・レント
こちらはSNSの利用の仕方と社会的な幸福度を調べた研究です。
やや古いデータですので、現在だとその性質は変わっている可能性はありますが、
この研究からわかったポイントは
・メッセージや投稿を盛んに交流している人ほど幸福感が高い
・ただ人の投稿を見ているだけのような、受け身な使い方をしていると幸福感が下がる
すなわち
体験の発信や交流の媒体として使ったほうが幸福度が高い
ということですね。
情報をチェックするための受け身の媒体として使うのではなく、
アクティブな活動を心がけていきましょう。
もはやSNSの存在を無視できない時代になった以上、
賢く楽しく活用していきたいですね。