食事で出来る花粉症対策【避けるべき食品を知ろう】
<花粉症に有効な食べ物>
花粉の影響が強い時期になりました。
「コーヒー・紅茶・緑茶などの飲み物で症状を抑えられる」
という話はよく聞きますが、
今回はやる価値ありの花粉症の症状を抑える食事についてのお話です。
今回は花粉症と食事の関係について、
こちらの動画がよくまとまっていて良い内容だったので学んでいきたいと思います。
内容としては
・花粉症を引き起こす3つの原因
・原意改善のためのポイント
・簡単にできるオススメ食事法
・まずはやってほしい2週間チャレンジ
です。
<花粉症の3つの原因>
食生活の視点で見た時、
花粉症が起こる(症状が悪化する)原因は主に3つが考えられるようです。
・腸内環境の悪化による免疫機能の低下
・副腎の疲労による免疫機能の低下
・油のバランスによる炎症過多の状態
花粉症は粘膜の免疫機能の低下により、
体が花粉に対して過敏になっている状態です。
花粉は本来体に悪いものではないではないんですが、
花粉を異物と判断してヒスタミンが分泌されて炎症が起きてしまうんですね。
動画ではこの3つのポイントを改善するための食生活について紹介されました。
①腸内環境の悪化
免疫細胞の6~7割は腸で作られるため、
腸内環境の悪化対策としては、
何を食べるかより何を食べないかが大事
だそうです。
腸内環境を悪化させるものとしては以下の3つが挙げられます。
・グルテン…小麦に含まれる
・カゼイン…乳製品に含まれる
・シュガー…砂糖
個人差によるところも大きいですが、
いずれも摂取量が多い場合腸の炎症を引き起こすとされています。
まずはこの3つの摂取量を抑えましょう。
②副腎の疲労
副腎というのは腎臓の上の小さな臓器です。
副腎からは炎症を抑えるコルチゾールが分泌されるのですが、
これが弱まると炎症が増えてしまい花粉症の症状が起きてしまうようです。
副腎を疲労させる大きな原因は甘いもの
ここでも甘いものはネックになるようですね。
甘いものを食べることによってインスリンが膵臓から分泌されている時には、
副腎からのコルチゾールは出にくくなってしまいます。
さらに、血糖値が下がるとコルチゾールが消費されてしまうため、
花粉症の症状が悪化するということですね。
カゼインやグルテンにも過剰に反応してしまうようになります。
③油のアンバランス
最後は摂取している油のアンバランスによって、
炎症が引き起こされているケースの対策です。
この話は以前に取り上げたことがありますね。
大まかに言うと
①油はオメガ3,6,9の3種類に分けられる。
②オメガ6の油を控えて、オメガ3やオメガ9を摂ろう。
ということですね。
避けるべきオメガ6系の油は
・サラダ油
・キャノーラ油
などの安い一般的な油であり、
炎症が起こりやすくなります。
これに対して炎症を抑えるのがオメガ3系の油で、
・亜麻仁油
・えごま油
などです。
ただしオメガ3は熱に弱いため、
熱処理の時はオメガ9の油である
・オリーブオイル
・菜種油
を利用しましょう。
紹介されていたカズヤさんは、
亜麻仁油を大さじ1杯飲んでいるそうです。
他の避けるべき油として
トランス脂肪酸が挙げられます。
これは
・マーガリン
・ショートニング
などで、パンやお菓子に入っています。
自然界には存在しない油で、
腸内環境を悪化させてしまうんですね。
他にも飽和脂肪酸
・動物性脂肪(肉の脂身)
などは避けたほうがいいとされます。
<オススメ食事法>
避けたほうがいいものばかりで困ってしまう方もいそうですが、
アドバイスとしては
・避けたほうがいいけど絶対的なものではない
・あくまで心がけるレベルでいい
ということです。
ただし、最初の2週間はベストを尽くすと効果が実感できます。
オススメの食生活としては、
和食に切り替えるだけ
でもかなり効果的です!
和食の基本は
「まごわやさしい」
と言われています。
これはそれぞれの食材の頭文字を取ったもので、
こちらを意識するだけでも花粉症対策として有効でしょう。
「ま」豆類
「ご」ごま(タネ類)
「わ」わかめ(海藻類)
「や」野菜
「さ」魚
「し」椎茸(キノコ類)
「い」芋類
<2週間チャレンジ>
繰り返しになりますが、
今回の花粉症対策の食事は、
最初の2週間はできるだけ頑張ってみるといいです。
効果が実感しやすいですので、
・油を変える
・できるだけご飯を炊く(自然と和食へ)
の2つを意識してみてください。
そして2週間が経過したら、
今度は試しに控えていたものを食べてみてください。
花粉症の復活したら実感できるでしょう。
ここで大事なのは、
バランスを取るために、
自分にとってベストな量を見極めること。
「自分は3日以上パン食や麺食が続くと良くないな…」
「亜麻仁油を摂るようになって症状が軽くなったかも…」
などが分かってきます。
そうすることで、
無理のない範囲で花粉症対策の食事を摂ることが出来るようになっていきます。
今回は以上です。
如何だったでしょうか?
試す価値はありそうだと思いませんか?
最後にカズヤさんが毎日大さじ1杯飲まれている亜麻仁油を載せておきます。
興味のある方は油を変えるところからはじめてみるのもいいでしょう。