自然との触れ合いが子育てに与える影響が凄い!
<森林浴の圧倒的なメリット>
前回「森林浴のメリットが凄い!」という話をしました。
科学的にも報告されているメリット
・睡眠の質向上
・ストレス軽減
・高血圧・高コレステロール・高心拍の軽減
・運動能力の向上
などに比べて、
デメリットがほぼない
というのが魅力ですね。
今回はこれを裏付け・補足する内容として、
自然とのふれあいは
子育てにも抜群にいい影響がある
という話です。
この記事から分かること
・自然が子供の行動に与える影響【最新研究】
・自然が子供に与える長期的影響
・今、心がけたいこと
<子供の行動や幸福度にどんな影響を与えるのか>
自然との触れ合いが子供達の行動にどのような影響を与えるのか調べた最新の研究として、
メキシコのソノラ工科大学のローラ・フェルナンダ・バレラ・ヘルナンデス氏のチームが報告しています。
発表:2020年2月
対象:メキシコ在住の9~12歳の子供296人
方法:3種類のアンケート集計
結果
・自然との繋がりは子供の幸福度と最も強い相関があった
・自然との繋がりと社会的行動の中の利他的な行動(他人に優しくする)には強い相関があった
ちなみに幸福度は主観的幸福の尺度の指標に則ったものです。
あくまで相関であって、
直接的な影響である証明ではありませんが、
・幸福度が高く自尊心を持った人
・他人への優しさを行動に出来る人
になって欲しいと思っている親御さんは意識してみたほうがよさそうです。
<自然が与える子育てに長期的な影響>
もっと長い影響を調べた最近の研究で有名なものは
デンマークのオーフス大学の報告があります。
発表:2019年3月
対象:0~10歳までの子供94万3027人の追跡
利用:1985年~2013年までの衛星写真
衛星写真から見た緑地の推移と、
メンタルヘルスや精神病の記録分布などを分析した面白い研究です。
その結果
緑地の少ない場所で子供時代を過ごした人は、
その後の人生において精神疾患になるリスクが55%も高い
ということが分かりました。
あくまで相関であってメカニズムは不明ですが、
ヨーロッパの4つの年において類似研究を行った、
バルセロナ国際健康研究所のマーク・ニーヴェンハウゼン氏は、
「自然が子供の発達に必要なのは、人類が長い間自然の中で脳を発達させてきたからだと考えられます。人類が年に住むようになった歴史は浅く、脳はその変化に適応できていません。これがある週のストレスとなり、子供の成長に大きな影響を与えていると考えられます。」
と述べています。
自然物が身近にないことのデメリットは、
私達が思っている以上に大きいのかもしれませんね。
<今気をつけたいこと>
この記事を書いている2020年3月29日現在、
外出自粛が号ばれ、
子供達が自然と触れ合う機会は益々減っています。
問題のない範囲で庭に出たり、
公園に散歩に行ったりする機会を上手く設けてあげて欲しいですね。
都会で住んでいる方においては、
室内でも育てられる観葉植物などを家において、
一緒に世話をすることで自然との触れ合いを意識できる環境を作ることも必要だと思います。
以前に職場の机に置きたい観葉植物について取り上げましたが、
こういった
世話の簡単な観葉植物を家でも育ててみることからはじめてみるのもいいと思います。
子育て以外でも、
・空気の洗浄
・ストレスの緩和
という意味でもオススメです。
入り口としてはポトスなんかがいいんじゃないでしょうか?
水やりだけでお世話も簡単です。
簡単に枯らしてしまうわけにはいきませんからね。