オンライン飲み会の正しい抜け出し方【短時間でも印象が良くなる方法】
<オンライン飲み会は抜けにくい>
在宅したままインターネット上で繋がるオンライン飲み会が流行っていますね。
飲み会ではなくてもグループ通話などのお話会なんかもよく聞きます。
でもこういった集まりって、ついつい抜け出せなくてダラダラと長居してしまいませんか?
家に帰る必要がない分、なかなか上手く抜ける方法が見つからないこともチラホラ…
これに対し、
メンタリストDaiGoさんの動画がユニークでした。
印象が良くなるオンライン飲み会からの抜け出し方
ということで紹介された論文を紹介します。
<印象が良くなる抜け出し方>
最初に結論を述べておくと
オンライン飲み会から印象良く抜ける方法は
抜ける時に感謝の意を示すこと
です。
日本では感謝よりも謝る文化が強いですが、
ほとんどの人は感謝の力を見くびっているというのが今回の研究です。
機関:シカゴ大学
発表:2018年
シンプルな実験で
1.参加者に同僚への感謝の手紙を書かせる
2.相手がそれを受け取ったらどう思うか想像させる
3.実際に同僚にその手紙を送り、どれだけ喜ばれたか測定
というもの。
結果は
多くの参加者は手紙はポジティブに受け入れられるだろうと予測したが、
受け取った側の喜びはそれを遥かに上回るレベルで高かった
多くの参加者には少なからず「手紙を出したら変に思われるんじゃないか?」という思いがあったが、
受け取った側がそのような反応を見せることはゼロだった。
どれくらい喜ぶのか
・書いた方の予想
・もらった方の感想
で大きな違いがあるようですね。
これが人間が持っているバイアス(偏り・思い込み)で、
多くの人は感謝を力を過小評価している
ということです。
感謝の力を軽く見積もり、
感謝しなくなってしまうことは非常にもったいないですね。
<表現力は必要ない>
人間が普段の生活であまり感謝の意を表明しない理由として、
・わざわざ言わなくても感謝に気づいてるだろう
・感謝を伝えるには表現力が必要だろう
という思い込みがあります。
しかし2017年の研究で
ということが分かっており、
豊かな表現でなくても感謝の意を示すことは、
人間関係を良好にしてくれることが分かっています。
そんな訳で普通の人は感謝を示さなくなっていますので、
単純に感謝を示す癖をつけるだけでも、
周りに比べての優位性を得ることが出来るのです。
「楽しかったよ、ありがとう。」
「助かりました。ありがとうございました。」
難しい言葉を使う必要はありませんよ。
<実際にやってみよう>
そんな訳でオンライン飲み会を抜ける時は
・主催なら集まってくれたことに感謝
・ゲストなら呼んでもらったことに感謝
・楽しい時間を過ごさせてもらったことに感謝
・新しいことを教えてもらえたことに感謝
といった感じで感謝の意を伝えて抜けましょう。
これは文脈的には別れの言葉にもなるため、
「ありがとう」を言ってしまえば、
相手も心情的には引き止めにくくなりますからね。
また、印象については『ピークエンドセオリー』という考え方があります。
人間は体験を記憶する時、
・感情のピーク
・終わり方
を印象として残すようです。
相手の感情が高まるタイミングは操作できませんが、
さり際のタイミングをこちらで作ることができれば、
少なくとも半分は良い印象を残せることになります。
もちろんこれらはオンライン飲み会でなくても利用できるテクニックです。
是非実践してみてください。