オンライン会議でストレスが溜まる?【5つの原因と対策】

 

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<オンライン会議の問題点>

Skype、Zoomなど…

在宅ワークが推進されたことで、

おそらくはウィルス騒動が収まった後にもオンライン会議は活用されていきそうです。

普段の業務でも活用すれば様々なメリットがありますからね。

しかしこのオンライン会議は今までの会議とは違った疲労やストレスが溜まると、

ボンド大学のリビー・サンダー氏が解説しています。

そこで今回は

オンライン会議でストレスがたまる5つの理由

について取り上げたいと思います。

ストレスの厄介なところはなかなか認識できないところですので、

これから増えるであろうオンライン会議の問題を早いうちに知っておきましょう。

 

1.総合的にコミュニケーションが減少する

当然のことですが、オンライン会議であると言葉以外のコミュニケーションは減少します。

人間は言葉以外にも表情や動き、姿勢、距離などによって相手の感情や態度を判断していますので、

画面越しのオンライン会議ではこれらの情報を伝えづらくなってしまいます。

日本ではあまりありませんが、ボディタッチなどによる親密さの表現自体も減ります。

その結果、感情や態度を推察するのに言葉だけに頼ることになり、

・相手の状態を読み取るのに時間と集中力がかかる

・感情の読み取りに齟齬が発生しやすくなる

・相手のことが分からないので自身が低下し、気を使ってしまう

などによるストレスに繋がってしまう可能性があります。

特に複数人が参加する会議では、相手の動きの機微や言葉の抑揚なども判断が難しくなります。

対策としては

・自分は曖昧な表現を使わない

・気になったことは確認する

・長時間のオンライン会議によるストレスを自覚しておく

ということが大事になってきそうです。

 

2.見せたくないものへの配慮

自宅で会議に参加した場合、プライベートな情報を会議で流してしまわないように配慮する必要があります。

例えばカメラに写りだす背景や子供の様子、来客や宅配便など…

これらに気を使うことで結構大きなストレスが発生すると考えられます。

「リモートワークだけどビジネスホテルの部屋を借りてそこで仕事している」

なんて人がいるのは、

仕事を効率的にこなすのに見合ったメリットがあるということですね。

これらの対策は

・出来るだけ仕事のみの空間を確保する

ということになります。

なかなか難しいのですが、

事前準備による効果は非常に高いと言えます。

 

3.思考力の低下

何度か経験した人は実感しているかもしれませんが、

オンライン会議では活発で効果的な会議ができないことが多いです。

ダラダラとした会議は間違いなくストレスを増加させ、集中力を低下させていきます。

この原因はもちろん全員がオンライン会議に不慣れであることもありますが、

普通の会議では出来ていた『準備』がオンライン会議では難しい場合が多いのです。

・心の準備

これまでは会議前に休憩のコーヒーを飲んだり、会議室への移動で場所を移動したりと、会議に対しての意識の切り替えが自然とできていました。

しかしオンライン会議ではスイッチひとつで会議に参加できてしまうため、

意識の切り替えが出来ずに会議に臨んでしまうケースが多いです。

特に場所の移動というのは人間の脳にとってかなり有効なスイッチの切替方法です。

・議論の準備

オンラインの場合、会議前に目についた参加者と事前の軽い打ち合わせも難しいケースが多いです。

そういった習慣が根付いていないのも理由でしょうが、

とにかく会議をスムーズにすすめるために何気なく行っていたことができなくなり、

その代償が見えないところに現れているのです。

・体の準備

オンライン会議では会議室の移動や立ち上がってのプレゼンなど、

それまでは行っていた体の運動がなくなり、

座りっぱなしになっています。

特に『部屋の中を歩くだけでも創造性は60%高まる』という報告もあるほどです。

全く体を動かさない状態での会議はやはりパフォーマンスが落ちてしまうようです。

 

これらは準備を整えることである程度対策できます。

・会議前に部屋の環境を変える

 (もしくは部屋の移動を行う)

・会議前に軽く体を動かしておく

・会議前には一度パソコンから離れ、気持ちを会議に集中させる

 (5分の瞑想などおすすめ)

・メールやチャットを使った事前確認

 (オンライン会議が出来る環境ならやりやすいはず)

 

変わり種としては

・ステッパー&スタンディングデスクの活用

なども効果的ですね。

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会議中でもステッパー使うなら、

音が出ない高品質なものがいいですね。

私のオススメはメンタリストDaiGoさんも愛用のこちら

日本語説明書付 エクササイズ ウォーキング 5年間修理保証

4.自分の顔を見る

ビデオチャットやオンライン会議では自分の顔が画面に映し出されることが多くなります。

しかし『自分の顔を見ることは他人の表情を見るよりもストレスが溜まりやすい』と言われています。

これについては以前に取り上げた

・自分の顔を何度も見ていると自信が喪失する

という話に近いですね。

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自分の顔が画面に映らないように設定しておき、

出来るだけ自分の顔を見ないようにしましょう。

 

5.会話の間やリズムの違い

こちらはやや技術的な問題も含みますが、

会話において重要な間やリズムにラグが発生することで、

少しずつストレスが蓄積されていくとサンダー氏は述べています。

確かに会話においてリズムは大切ですし、

『応答が1.2秒遅れると話に集中していないとみなされやすい』

という研究もあります。

 

マイクやスピーカーによるノイズもこれを後押しして、

ストレスに拍車をかけるとのこと。

良いスピーカーやマイクを選ぶことも、

仕事においては重要ですね。

私の経験上

特に影響が大きいのは マイク

でして、

マイク環境の悪い人の発言って、

音声を聞き取るのに集中力を必要としてしまって、

軽んじられることが多いんですよね。

自分では気づきにくくて、

「自分の発言が無視された?」

と違和感を持ってから気づくケースが多いです(体験談)

人によって使用感は違いますが、

私の一番のオススメマイクはこちら

FIFINE PC通話 音量調節可能 マイクスタンド付属

凄く安いのにノイズが少なく、

離れて作業しながら話しても声を拾ってくれます(笑)

 

<自分でできる対策はいっぱい>

サンダー氏はオンライン会議をカメラを無くして通話と画面共有で行うように提案しています。

通話のみであるならば、いくつかのストレスの原因はクリア出来ますからね。

とはいえ会議全体の方針に関しては個々人では変えることが難しいものです。

 

今後の会議でストレスを溜めないためにも、

自分の力で出来る対策をやっていきましょう。

 

<事前に>

・仕事スペースの確保

・ステッパーやスタンディングデスクの設置

・自分の顔が映し出されない設定にする

・ノイズの乗らないマイクとスピーカーを準備する

 

<会議前に >

・関係者との軽い打ち合わせ 

・パソコンの部屋から離れて休憩を取る

 ・会議前に軽い運動や瞑想

 

 <会議中に>

 ・曖昧な表現は使わない

・質問できるようなら気になったことは確認する

 

 
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