カレーがメンタル改善に効く!?【クルクミンの効果】
<カレーでメンタル改善!?>
大きなメンタルの落ち込みや鬱というのが単純な心の問題ではなく、
ホルモンバランスや体の炎症などの要因によって大きく作用されることは、
一般的な考え方として広まってきました。
メジャーなところでは
「太陽の光を浴びないと体内でビタミンDが合成されず鬱病になりやすい」
といった話ですね。
そこで今回は
カレーの香辛料に使われるスパイスがメンタル改善に効果がありそう
というお話です。
<サフランの鬱改善効果>
サフランは一般的なカレーに使われる香辛料です。
機関:マードック大学
発表:2014年
方式:6つの論文230人分のデータの系統的レビュー
結果:
中レベルのうつ病患者に対し
・サフランには大きな治療効果が見られた。
・これは抗うつ剤と比較しても同じレベルであった。
・抗うつ剤にあるような眠気、便秘、吐き気などの副作用も見られなかった。
薬品として実装するにはまだまだデータが足りないようですが、
副作用がないのは素晴らしいですね。
少なくともメンタル改善効果はかなり信憑性が高いと言えます。
パレオな男ではメンタルに効くサプリメントとして試す価値はあるとして紹介されていました。
<ウコンに含まれるクルクミン>
カレー粉に使われているウコンは胃や肝臓への改善効果が有名ですね。
このウコンに含まれるクルクミンについて調べたのがこちらの研究です。
機関:カターニア大学
発表:2019年
方式:メタ分析(9件の先行研究・531人分のデータ)
結果:
・クルクミンを使った患者の77%に何らかの改善が見られた。
・クルクミンは鬱の症状を統計的に優位に減らす。
適切な量やメカニズムに関しては仮説段階ですが、
効果としては素晴らしい結果です。
2017年にも『重度のうつ病治療にクルクミンの効果が認められる』という報告が出ており、クルクミンに対してもメンタル改善効果が期待できます。
<スパイスを使ってみよう>
当然ですがうつ病になってしまった場合は素人判断での治療はせずに病院に行きましょう。
とはいえ普段食べているカレーに使われているスパイスが、
高いメンタル改善効果を持っていることは嬉しい情報です。
普段から食べておけばストレス軽減や気分の落ち込み改善が出来るわけですからね。
そんな訳で興味が出た人はサフランやウコンなどのスパイスを使ってみましょう。
普段作っているカレーに追加で加えてもいいですし、
慣れてきたら普段の料理の味付けに利用できますよ。
風味が魚介類によく合います。
炊き込みご飯に入れても美味しいです。
風味と色味(黄色)が特徴ですね。
カレーの風味がより深くなります。
スープやターメリックライスに使えます。
実はカレーに使われている他のスパイスも、
メンタルにいいとされているものがあったりします。
今後取り上げて見るかもしれません。
楽しんでメンタル対策していきましょう。