白米と玄米のいいとこ取り!ダイエットにもぴったりな分づき米のススメ
<分づき米とは?>
このブログではどちらかと言えば白米中心の食事(和食)を推奨してきました。
そんな和食に欠かせないのがお米なわけですが、
どんなお米を選ぶかによって栄養価が物凄く違う
ということも最近ではメジャーになってきました。
ちなみにコシヒカリやササニシキといった品種ではありません。
お米は精米の度合いによって3種類に分けることが出来ます。
・真っ白でツヤツヤな白米(しっかり精米)
・茶色くて硬い玄米(精米していない)
・薄いージュ色の分づき米(ほどほどに精米)
今回は管理栄養士の圓尾さんが
白米と玄米の中間に位置する
分づき米
についてその魅力を解説してくれていたので、
これを参考にまとめてみました。
実際私もずっと分づき米を食べていますし、
何度かブログでも取り上げました。
この分づき米
食生活を簡単で劇的に改善する方法として最高クラスに効果的なんですよ!
今回の記事から分かること
・お米の栄養価比較
・玄米のリスク
・美味しく食べるために
・分づき米は値段が高い?
<お米の栄養価比較>
まずは白米と玄米の栄養価を比較してみます。
例のごとく文科省の食品成分データベースから
うーん、玄米の栄養価は素晴らしいですね!
食物繊維が6倍というのは驚異的な数字です!
ミネラル分も白米と玄米を比べると雲泥の差ですね。
分つき米の「半つき」「七分つき」というのは精米の度合いを表したものです。
精米される過程で色んな栄養素が失われていることが分かりますね。
ちなみに胚芽米は特殊な製法で胚乳部分を残すという工程を行ったものです。
胚芽米については今回は深く触れないので、参考程度です。
栄養価的に見れば分づき米の5分づきと7分づきの間ぐらいですね 。
<玄米のデメリット>
こうやって見ると
「玄米最強じゃないか」
と思う人も多そうですが、
実はそうではありません。
まずは玄米は
・炊くのに時間がかかる
・長時間水に浸しておく必要がある
・味に癖があり、硬くて食べづらい
という、食品としての使いにくさがあります。
もちろんこの辺りは好みですが、
丼ものを作った場合などに「これじゃない」感が強いんですよね。
便利に美味しく食べていた白米の代わりにするのはハードルが相当高いです。
次に玄米は
残留農薬が心配という声もあります。
白米と違って精米していないため、
残留農薬が残っている可能性を心配してるんですよね。
これについては詳しいデータが見当たらなかったのでなんとも言えませんが、
玄米を食べる時は有機のものを選ぶのが良さそうです。
最後に玄米は消化が悪く、
人によってはアレルギーの原因になる場合があります。
玄米自体は栄養価が高くても、
消化されにくくて消化不良を起こすケースが多いんです。
毎日食べるご飯でいに負荷をかけてしまうことは、
かなりリスクが高いと言えますね。
とはいえこの辺りのバランスは人によって様々ですので、
試してみることが大切です。
<美味しく食べるために>
栄養価は高いがデメリットも多い玄米、
栄養価は低いが食べやすい白米、
この中間に当たるのが分づき米です。
栄養価も高く、食物繊維も白米の2~3倍と十分です。
何よりの強みとしては
・精米の度合いは自分にあうものを選べる
・白米と同じように調理できる
・白米とそこまで変わらない味が楽しめる
・精米されているので、残留農薬のリスクが低い
といった長所があります。
消化の問題についても、
どれくらい精米しているものが合っているのか選ぶことが出来ます。
白米と同じ用に使えるので、
ただ分づき米に変えるだけ
で白米の何倍ものミネラルや食物繊維を毎日摂取することが出来ます。
<分づき米は高い?>
では分づき米はどうやって購入するのかと言うと、
お米屋さんに依頼すれば簡単にやってくれます。
もちろんお米は重いので、
ネットからの注文で精米の度合いを指定して購入できます。
おすすめは受注精米してくれるお店ですね。
特に精米したてのお米はメチャクチャ美味しいです!
そして殆どの場合、
白米と同じ値段です。
胚芽米は確かに特殊な精米法を使っているので割高ですが、
分づき米の値段はほとんど変わりません。
一度確かめてみてください。
お茶碗一杯のご飯は大体20~30円程度です。
今のお米を新米で等級が高い分づき米にしたところで、
一食分は10円も上がらないでしょう。
新しいおかずを買うわけでもなく、
手間のかかる調理法を行うのでもなく、
サプリや栄養ドリンクを飲むでもなく、
ただお米を替えるだけで栄養価の高い食生活が送れるのであれば、
よいお米を買うことは最もパフォーマンスがいいと言えるでしょう。
7分つき米はほぼ白米ですので、
一度試してみるのをオススメします。