梅干しの赤じそは必ず食べよう!
<赤じその栄養価が凄い!>
皆さんはしそ(紫蘇)は好きですか?私は庭に生えた青じそ(大葉)を冷凍して1年を通して食べています。素麺やサラダにピッタリなんですよね。そして6月に入って、赤紫蘇の出荷が始まっています。先日赤紫蘇についての動画を栄養チャンネNobunagaさんが上げていました。
梅干しには赤しそを絶対入れるべき栄養学的な理由。赤しその栄養価と効能がすごすぎた【栄養チャンネル信長】
前回取り上げた梅干しにつきものの赤紫蘇について学んでいきましょう。
<赤じそと青じそ>
一般的に紫蘇には2種類あります。
皆さんご存知青じそ(大葉)と赤じそです。
・青じそ…香味野菜として天ぷらや刺し身のつまに利用される。若菜を摘んだものを「大葉」と呼ぶ。和風ハーブの代表。
・赤じそ…梅干しを作る際に色付けに用いられる。紫蘇ジュースや紫蘇の焼酎など、紫蘇エキスとして用いられることも多い。
成分的には大差ないので今回は同じ用に考えますが、赤じそのほうがアントシアニンが豊富なので、抗酸化作用が高いと考えられています。両方とも日本では防腐殺菌防虫効果があるとして古くから利用されています。漢方を含めた民間療法としては、解熱、鎮痛、鎮静、咳、喘息、便秘、嘔吐、食欲不振に有効だと考えられています。
<しその成分>
しそは体にとって重要な栄養素を豊富に含んでいます。
100gあたり
カリウム 500mg
マグネシウム 70mg
亜鉛 1.3mg
β-カロテン 11000μg
ビタミンK 690μg
葉酸 110μg
パントテン酸 1.0μg
日本人が不足しがちなマグネシウムがしっかりと摂れるのはいいですね。サプリメントなどではなかなか上手に摂ることが難しい成分が多いので、少しずつでも定期的に食べるようにするべきでしょう。赤じその場合はこれに加えてポリフェノールが豊富に含まれています。
<医学的効果>
現時点で医学的にも確認されているしその効果は多くが報告されています。
・抗炎症作用
・抗癌作用
・解毒効果
・抗酸化作用
・抗菌作用
・抗ウィルス作用
・抗アレルギー効果
やはり注目が高いのは抗炎症作用ですね。含まれるロスマリン酸は体の炎症を抑えることで、アレルギー症状が収まったり、抗ウィルス効果が認められるなどが報告されています。抗癌作用があると考えられる成分も複数含まれていることが分かっており、ペリリン酸を含め、こちらも現在研究が進んでいるところです。科学的根拠と言うにはまだまだデータが少ないですが、歴史的な背景からこれらの効果を期待する価値は十分にあるでしょう。
はっきり言ってしそについては、医学がようやく追いついてきたという段階です。今後とも新しい報告が確実に増えてくるでしょう。
<赤じそは今が旬!>
基本的に赤じそは6月が旬です!新鮮なものの方がその効果の恩恵を受けやすいことは確実!抗酸化作用については梅干しとの相乗効果が期待できるので、1日1~2個の梅干しに加えて、赤じそも一緒に食べるようにしましょう。