断り方の科学【印象を悪くしないためには?】

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<何と言って断る?>

気が乗らない誘いを断りたい時ってありませんか?

 

こういう場合私達がよくやるのが「時間がなくて~」といった理由を添えることですが、実はこの断り方相手への印象が非常に悪くなる断り方なんです。

 

今回はメンタリストDaiGoさんが紹介していた論文で、『賢い断り方はなんだろう?』を調べた研究を紹介します。

 


ムダに嫌われない【誘いの断り方】の科学

 

 

<オハイヨ州立大学の研究>

 

https://www.hbs.edu/faculty/Pages/item.aspx?num=55512&ref=pc_watch_description

【リソース不足を理由にする】

 

こちらの研究では「結婚式の誘い」や「夕食の誘い」などに対して、

・お金がない

・時間がない

の2つのパターンで断った場合の印象の変化を調べました。その結果

 

・時間がないと断った方が好感度が下がる

・時間がないという理由はあまり信用されない

 

という意外な結果が出ました。何となく「お金がない」と言って断ったほうが共感が得にくく印象も悪くなりそうですが、実際は逆になってしまったようですね。ここで大切なのは、「お金がない」という理由がそこまで印象を悪くしないことではなく、時間を理由にしたほうが極端に印象が悪くなってしまうことでしょう。

 

研究者チームの分析によれば

人は実際よりも『時間を作ることはコントロール可能なものである』と思いがちなんだとか。よって時間を理由に断ると『努力する気がない』『やる気がない』『適当な言い訳をしている』というように受け取られてしまうんですね。

 

<「お金がない」とは言えない場合>

とはいえ、お金がないと言って断ることが難しい場面もありますね。そんな場合は「気力がない」の方が「時間がない」よりもマシであることが分かっています。

 

「〇〇で疲れているのでちょっと気力がないです」「立て込んでる時期で前日遅くまで仕事だからちょっと気力がないわ」みたいに言えば、気力・体力的に難しいことはイメージできますし、無理して参加しても楽しめないだろうということが分かりますからね。

 

そんな訳で、ついつい使ってしまいがちな「時間はなくて…」ですが、今後は使いどきを考えたほうが良さそうですね。

 

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