「果物を食べ過ぎると太る」は嘘!?【太らないフルーツの食べ方】
<果物で太る?>
「砂糖の摂りすぎを控えましょう」
という話はよく聞きます。
ダイエット中の人や健康に気を使っている人が甘いものを食べたい時の強い味方といえば果物でしょう。
フルーツには食物繊維やミネラル・ビタミンも豊富に含まれているので、
美容・健康・ダイエットの強い味方なんですね。
しかし
「果糖も糖だから食べ過ぎると太る」
というのもよく聞く話…
今回は
栄養チャンネルNobunagaさんがこんな動画を出されていたので注目してみたいと思います。
今回の話
・太らない果物の食べ方
・体脂肪や血糖値と果糖の関係
・正しい果物生活
果物と果糖についての知識をしっかりと身に着けておきましょう。
太らない果物の食べ方
果物にも果糖が含まれていますから、
何も考えずに食べまくれば、
当然害が出てくることもあります。
しかし、
抑えておくべきことは物凄くシンプルなんですね。
①胃が空の状態で食べる
これが基本です。
果物には水分が多く含まれているため、
胃が空の状態で食べた場合、
水分とともに果糖が体内に取り込まれ、
そのまますぐにエネルギーに変換されます。
逆に
食後のデザートとして果物を食べるのは実は脂肪になりやすい
ということなんですね。
食後3時間以上経っている状態で果物を食べるようにしましょう。
②油分と合わせて摂らない
焼き肉や揚げ物など油っぽいものの後に食べないようにしましょう。
食べ合わせや食べるタイミングで大きく変わりますので覚えておきましょう。
果物のみで生きている人
「フルーツを食べると太る」が本当なのか、
身を持って検証されている方がいます。
10年以上フルーツのみで生きている、
果実食研究科中野瑞樹先生です。
https://ameblo.jp/fruit-mizuki/
99.7%果実、0.3%塩
という生活で、
フルーツのみの生活だと人は痩せる!
ということを実践しています。
サンプル数1とはいえ非常に興味深いですね。
今回の動画の信長さんも
9日間のフルーツ食実験をされたようで、
・お腹がへるので3~4時間置きにパクパク食べる
・体が軽い
・便通がよく臭わない
・食後の眠気がない
・塩分への渇望が強くなる
・体脂肪も減る
・ナッツをやめるとさらに痩せる
ということを報告されていました。
極端な例ではありますが、
たくさん食べたとしても
果実食のみでは太ることはありません。
果糖と体脂肪の研究
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30710884
『果物や野菜と非アルコール性脂肪性肝疾患』
果実と体脂肪は負の相関がある(果実を食べると痩せる)という報告は多いのですが、
「果実を摂ると太る」という相関が出ている研究もいくつかあります。
それに対してアルコール摂取による影響を取り除いて相関を調べたのがお茶の水大学の研究です。
中年男女を対象にした研究で
体脂肪と果実摂取には相関がない
と報告しています。
果糖の摂取手段についての報告はスイスの6~14歳の子供を対象とした研究から行われています。
摂取している果糖の量は肥満でも普通でもそれほど変わらなかったが…
普通グループにたいして肥満グループは
・生の果物から得られる果糖の量は少なく、
・お菓子や清涼飲料水から得られる果糖の量が多かった
という結果でした。
普通:
果物野菜 58.1%
お菓子飲料 23.1%
肥満:
果物野菜 41.9%
お菓子飲料 40.0%
果糖は生で摂るのが一番
ということですね。
正しい果物生活
そんなわけで、生の果物は沢山食べても健康上問題ありません。
もし体に異常が出た場合は果物が原因ではなく、
既に何らかの代謝異常が身体に起こっている可能性が高いです。
(糖尿病や癌など)
注意点として、
たくさん食べる場合は
果物は生の状態で摂る
ということです。
特に
・果物ジュース
・果物を使ったお菓子
などは、ビタミン・ミネラル・食物繊維が少なく、
果糖が濃縮されている状態ですので一緒に考えてはいけません。
「小腹がすいた時に手軽に食べたい」
という場合は無添加のドライフルーツを選ぶようにしましょう。
ビタミンや水分は減りますが、
バクバク食べるものではありませんからね。
色んな種類があって楽しいですよ
<まとめ>
・胃が空の時に食べる
・脂分と一緒に食べない
・生の果物を食べる
・沢山食べて良い
日本人は世界的にも果物を食べなさ過ぎなんですよね、
それなのに「果物の食べ過ぎに注意~」みたいな通説がまかり通っているのは悲しいことです。
水分・ミネラル・ビタミン・食物繊維…
果物がもたらしてくれる恩恵は計り知れません。
タイミングを考えた上で
積極的に食べていきましょう。