子供と一緒に〇〇するとメリットが多過ぎる!?

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<数学と科学の知識まで伸ばせる共同作業>

今回は久しぶりに子育て関係のお話です。

外出自粛を受けて子供が自宅で学習をし、

親が直接子供に教えるという機会が増えていますが、

ニューカッスル大学の栄養学者コリンズ氏がある提案をしたのです。

それは

自宅学習の題材として一緒に料理をすること

で、食育以外にも数学や科学の力を伸ばすことが出来るとしています。

これについては東京ガスでも

親子で料理をすること

を推奨しており、様々なメリットを紹介しています。

 

ちなみに東京ガスの調査では、

「子供と料理がしたい」と考えている親は約8割であるのに対し、

実際に子供と一緒に料理をしている家庭は、

「月1回以下」が6割程度というのが現状です。

 

<食育で高まる力>

 まずは食育によって高まる力について軽く抑えておきましょう。

1.五感が発達する

 調理をすること自体が五感を組み合わせて駆使する珍しい活動です。

脳が活性化することで子供の感性はどんどん豊かになっていきます。

 

2.好奇心を育む

調理は科学の実験に似た性質があります。

火を通して色が変わる、組み合わせて味が変わる、と興味を引かれる現象が次々に起きます。 

「こうしたらどうなるだろう?」といった創造的な能力も育てられます。

 

3.コミュニケーション能力が高まる

料理をすることで、必然的に親子のコミュニケーションが生まれます。

しかも目標を達成するための確かなコミュニケーションが必要になってきますので、

その力が育まれます。

「お手伝い」ではなく「一緒に料理」という意識で行うことで、子供の自信や達成感にも繋がります。

 

4.感謝の気持ちが育つ

子供の健やかな成長のためにも、

・食品への感謝

・作ってくれた人への感謝

の心は非常に大切です。

 栄養や食品に対する興味にも繋がります。

 

 

<料理で身につく力>

それでは今回の報告です。

コリンズ氏の提案にある

『子供と一緒に料理をする理由』

でも述べられていたのは、

料理をすることで

・探究心

・問題解決能力

といった、科学分野で必要不可欠な能力が育まれるというもの。

 

何かを証明することが難しい教育学の分野ではありますが、

料理が子供に与える教育効果については様々な報告がされています。

 

イーストカロライナ大学が行った

『食べ物を題材に算数と理科を教える【小学4年生】』という研究では、

対照群の子供達だけ、栄養学の知識に加えて算数や理科の知識も大幅に向上したという報告がされました。

 

食育によって心と身体を育てるだけでなく、

学力もアップさせてしまう親子料理の力はなかなか侮れませんね。

 

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