脳波が整う眠り方で記憶力アップ!?【抱き枕は正しかった?】
<かなり意外な快眠ポイント>
このブログでは睡眠の質を高める方法について何度か取り上げてきましたが、メンタリストDaiGoさんが以下の動画で紹介していた論文の内容が面白かったので紹介しておきます。
DaiGoさんは睡眠に対しても科学的なデータを元にかなりこだわる方なので、以前にこのブログでも快眠グッズについて取り上げたことがありますね。光目覚ましはかなりオススメです。
タイマー以外にも音声認識で明るさを変えてくれるなどの環境を寝室に取り入れたいならこちらも便利です!もちろんDaiGoさんオススメ!
他にもこのブログでは著書『最高の睡眠』についてレビュー&まとめも行ったことがあります。興味のある方はこちらをどうぞ
これまでに睡眠については
・寝る時間は変動しないほうがいい
・寝る前の1~2時間に眠る体制に入る
・目覚めるきっかけは音ではなく光で
・重要なのは眠りはじめの3時間
というような話をしてきましたが、今回は少し毛色が違いますよ。
<カップルの睡眠と脳波を調べた実験>
今回は珍しくカップルを対象とした実験です。サンプル数は少なめですが、しっかりとした研究部屋で数日過ごしてもらい、きっちりと脳波を測定しています。
【カップルのベッド共有とレム睡眠】
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyt.2020.00583/full
発表:2020年6月
対象:24人の若い男女(12組のカップル)ただし一定期間寝室を共にした経験がある
普段から一緒に寝たことのあるカップルを対象にしたのは、慣れない環境で睡眠の質が下がるということを軽減したかったためでしょう。この結果ベッドを共にしたカップルは
・レム睡眠が増える
・仲が良ければ脳波の同期性が高くなる
というわけで、一緒のベッドで寝ることで睡眠の質が高まり精神的ストレスがかなり軽減することが分かりました。
研究者たちは仲の良いカップルがベッドを共有することで睡眠の質が上がって脳波が整い、
・精神的健康
・記憶力
・創造性
が高まる可能性があることを報告しています。
ちなみにレム睡眠は脳が寝ていて体が起きている状態で、睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠が周期的に切り替わって成り立っています。最近の研究では、レム睡眠が短い人は死亡リスクが高いということも分かっており、レム睡眠の重要性は広く注目されています。
【中高年のレム睡眠と死亡リスクの関係】
https://jamanetwork.com/journals/jamaneurology/article-abstract/2767713
<仮眠効果アップの理由は?>
そんな訳で今回は、カップルは二人で寝たほうが睡眠の質が上がるかも?という少し変わった実験でした。原因やメカニズムのついてはまだ分かっていませんが、信頼できる相手と一緒に寝ることはお互いの睡眠に良い影響を与えることが多いようです。
実は他にも抱き枕の効果にも似たような効果が報告されているので、この手の睡眠研究にとっては興味深い報告だったと言えますね。キャラクターの絵が描かれている抱き枕とかも、思わぬ精神安定効果を持っているかもしれませんね。
信憑性が高いとは言えませんが、自分に合っているか試してみるには良さそうです。
最後にDaiGoさんが紹介していた本を挙げておきますね。私も時間を見つけて読んでみたいと思います。