砂糖がメタボを引き起こすメカニズムが判明!?(名古屋大学の研究報告)
今日はメタボリックシンドローム、
いわゆるメタボとその原因のお話です。
このブログでは頻繁に砂糖について取り上げていますね。
おかげで私自身は砂糖からは一定の距離を置くように生活しています(笑)
さて最近
名古屋大学の研究グループによる
砂糖(ショ糖)とメタボリックシンドロームの関係についての報告が
アメリカの生化学分子生物学誌に掲載されていたので取り上げます。
http://www.jbc.org/content/early/2019/09/03/jbc.RA119.010328
『ショ糖を与えられたラットの肝脂質生成遺伝子発現の概日リズム依存性誘導』
発表:2019年
内容:ネズミを使った実験で、砂糖がメタボリックシンドローム(以下メタボ)を引き起こすメカニズムを明らかにしたもの。
驚くべきは報告の内容というより
砂糖の取り過ぎでなぜメタボになるのか
というメカニズムが
今まで分かっていなかった
ことでしょう。
因果関係は認められていたんですが、
メカニズムがはっきりしていなかったと
まだまだ科学には未知の部分が多くて面白いですね。
ちなみに
世界保健機関(WHO)は砂糖の摂取量は
摂取エネルギー総量の5%未満に留めるように言っています。
平均的な成人で考えると1日の摂取カロリーは…
2200kcal~2800kcalくらいでしょうか?
つまり110~140kcalだから砂糖で27~35グラム!
う~ん、
コカ・コーラだとコップ1杯
あんぱんだと1個
といったところでしょうか。
直接砂糖を使っている食品をあまり食べないようにすればいけそうです。
私の場合は
ブラックコーヒー&お茶生活になってからは甘い飲み物を欲しくなくなりましたね。
<砂糖がメタボを呼ぶメカニズム>
簡単に言うと
砂糖を取り過ぎると
肝臓の脂質代謝のリズムが乱れて
中性脂肪を蓄積しやすくなる
ということみたいです。
やっぱり摂り過ぎは危険だと。
とはいえ
プリン1個で基準値オーバーですからね。
砂糖を直接使わない甘いものを食べるように心掛けたほうが良さそうです。
個人的なオススメはフルーツですね。
バナナとかりんごとか…
私はメンタリストDaiGoさんがオススメしていたブルーベリーがとても合っていたみたいで。
これがあれば甘味は満足してしまってますね。
抗酸化作用にメンタル改善効果など、
健康効果が凄い上に、糖分が実はとても少ないんです
こんなに甘いのに!
皆さんもお気に入りの果物を見つけてくださいね。
<まとめ>
ラット実験で明らかになったのは
砂糖の取り過ぎによる脂質代謝異常。
結論としては砂糖を摂りすぎないように
というありきたりなものなんですが、
原因の一端が明らかになったことで、
メタボ予防などの研究が進んでいってくれるんじゃないかと思います。
※細かいことですが※
「メタボリックシンドローム」という状態って
科学的にはやや曖昧でいい加減な基準にのっとった
フワッとした概念なのですが、
この記事では読みやすさ優先のためこの言葉を使っています。